衣川晃弘大先生御講話 平成24年12月8日 道北道東見聞会

  北海道の皆様おはようございます。人間が生きるには、大変な時期がもうすぐ来ると言われています。温暖化現象によって、このままいけば、何十年経ったら人類は地球に住めなくなるのではなかろうかという時期が来ると言われています。これは全て人間が作った結果なのです。

 私は、全国を回っているのですが、本当に今、「地球という中で生きる人間は何が幸せなのだろうか」と思う時があります。私は生まれた目的を知っているから、幸せなのです。皆様は生まれた目的を知らないから、苦しみ、悲しみ、そして模索しているのであろう。金持ちになることが人生の幸せと思っているのであろうと思います。世界中はそうです。世界中は、お金、お金、お金ですよ。

 今日も東北の方が見えています。去年三月、震災で一万数千人の方が亡くなられて、一時期、東北の皆さんは、「命が一番大切だ」と仰っていました。でも気がついたら、経済の復興、早く故郷に帰りたいとか、早く仕事を良くしていきたい、生活の安定をしていきたい、気がついたらいつの間にか、お金に変わったように思います。

 気がついたら私たちのグループは、道徳と命の大切さを学び実行しているグループなのですが、誰も被災地からは来られないのです。来られたことがありますか? ナッシングです。ベストグループの仲間は、被災から全員が逃れたのです。そして、被災地の方に声を掛けても誰も来ないのです。

 「自分たちは道徳を分かっている」と仰います。道徳が分かっていると命に通じるのです。命に通じていないから、一年もかからずに命の大切さを忘れてしまったのです。

そして、一番大事なものはお金になったのです。つまり、日本は田舎になればなるほど、道徳に沿った生き方をしているかと言ったら、していないだろうと思います。

 倫理道徳に沿って生きれば、命に通じるのです。命という存在が理解できるのは、倫理道徳に沿って生きて、初めて命につながるのです。そんなことを知っている日本人はいないのではないですか?

「倫理道徳に沿って生きれば命に繋がる」と聞いた人、手を挙げて下さい。(会場の方に問いかけられる)

 いないではないですか。

 ベストグループは、そのグループの一つなのです。「何の為に私たちは生きているのですか?」 誰も知っていないのです。だから倫理道徳に沿って生きれば、仕事だって成功するのです。人の道に外れた時に、失敗するのです。だから昔の北海道の開拓をなさった方々は、倫理道徳に沿って生きられたから、それが生きる力の源だったのです。その生きる力の源が何かを忘れなさったのです。

 倫理道徳に沿って生きれば命に通じるという事を、誰も教えていないのです。だから、日本人や世界中の人たちは、命がどんなに素晴らしい存在かを誰も知っていないのです。

今、日本は、世界は、お金が一番主義になりました。お金が大事だという人は善悪の心が無くなったのです。損得の心しか無くなったのです。金が一番の人は、善も悪も分からなくなったのです。正も邪も分からなくなったのです。分かるのは、損と得だけなのです。損と得の心だけは育ってきました。だから世界で一番犯罪が起こるのは、お金が原因で起こっているではないですか。損すれば人を殺す、損すれば人を危あやめる、間違いないですね。では、お金が正しいのですか? お金が一番だから、病気がいっぱい増えたではないですか。

 お金よりももっと大事なものがあったのだと、私は気づくようになりました。お金持ちにも若干なったこともあります。病気にもなりました。嫁さんにも嫌われました。仕事も潰れかけて、苦しみました。

 皆さん幸せそうな顔をしているけれど、本当に世の中は個々に見たら、悩んで苦しんでいるのです。この地球は苦行の星であり、苦しみから絶対に解放されないのだと、こう思うようになりました。では、「苦しみから解放されるにはどうすれば良いか?」 ありました。私とお付き合いする方は、どんどん考え方が良い方に変わっていきます。ここは単なる生き方を教えている場所ではないのです。

 私は、インドで努力をさせて頂きました。四十八歳の二月でした。四十八年間いろんな事を経験させて頂きました。社会に出てから、私は人間社会では成功の道を歩んだのです。二十七歳から独立してからも、仕事の上ではずっと成功させて頂きました。四十一歳になって潰れかけて、たった三年間の苦しみが私の人生を変えました。

 皆さんは長いこと苦しんでも強いですね。しかし、私は潰れかけたあの三年がとってもきつかったのです。「もうダメになるかも分からない」と思いました。作ったものが全部崩れていくわけです。崩れる時は早いものです、作るには時間が掛かります。お金もなくなるのは早いです。お金を貯めるのには時間が掛かるのです。健康だって当たり前だと思っている。しかし病気になった途端に、本当に苦しむものです。そういうことも経験しました。

 そして立ち上がる時に私は思いました。「もう二度とこんな苦しみは経験したくない」

 普通は立ち上がったら、男なら、もっと大きな夢と希望を持って大きくしたいと思うものですが、私は思いませんでした。「あのような大きくすることは、どうも人生の目的ではない」、「生活は食べさせてもらって生きていければ良いじゃないか」、「余裕は少しあれば良い」と考えが変わってしまったのです。

 生まれるということは、老いて死ぬか、病気になって死ぬか、事故に遭って死ぬか、何かで死ぬのです、間違いないですか? 

 その生きている間、ほとんどの方は、悩んだり、苦しみの中で生きているのです。そして一時の幸せ、病気が良くなったら嬉しい、そしてまた病気になる。仕事が良くなったら嬉しい、そして、また仕事が悪くなる。家族が皆健康だったら幸せ、でも家族に何かが起こる。生きているということは、悪い事の方が多いのです。だからその時に、悪い事が起こらないようにするには、どうすれば良いのか? 苦しみから解放されるにはどうすれば良いか? いろんな教えが出たのです。日本にもいっぱいあるではないですか。でも、解放されている人はほとんどいないではないですか。ほとんどの人は幸せになりたいから努力するのです。でも、ほとんどの人が幸せになっていないではないですか。ほとんどの人が悩み苦しんでいるではないですか。違いませんか?

 私は日本人ですが、どうも日本には本当の教えがないと分かりました。本場インドへ四十八歳の二月に行きました。そしたらインドには宇宙で最高といわれる方が存在されていました。

 ところが私のような者を、インドの偉大なる方はとても可愛がって下さいました。と言うのも、実はその方から呼ばれていたのです。今、初めて言います、「良く来た」と仰って下さいました。多くの方が信者として世界中におられました。「良く来た」ということは、待っていたということだったのです。インドの偉大なる方の所へ、十九年間通い続けました。多い時は、毎月、十一日間通い続けました。毎月、十一日間インドに行くという事は大変なことです。

 昨日、実は三重を出ましてここ(北海道帯広市近郊)に着くのに九時間半かかりました。もう時間的にはインドに着いていますよ。ここは三重県から滅茶苦茶遠いのです。

 時間がもったいないと思いました。皆さんは、よく三重のベストグループ本部までお越しになります。ありがとうございます。だからこそ、無駄なことをして欲しくないのです。

 私は毎月、インドに十一日間行くようになったのです。今は早くなりましたが、当時は、往復で三日間かかっていました。あちらには八日間居ました。その八日間、私は偉大なる方に徹底的に繋がる努力を致しました。繋がれば、その偉大なる方の力がこの体を通して流れます。それをあなた方は奇跡と仰います。その偉大なる方の力を受けられるような人間かどうかがポイントなのです。そして、長い時には八カ月間、私は会社も置いて通じる努力をさせて頂きました。滅茶苦茶、努力をさせて頂いたのです。なぜなら、木で言えば、大地の中にずっと根が張って、地下水に繋がれば木は枯れないと思うのですよ。根が地下水に繋がれば、栄養は吸収できますから、木は長持ちするのです。私は体は小さいけれど大木になる努力をさせて頂きました。

 偉大なる方に通じたら、少々のことでは悩まない、色んなことがあっても苦しまない、苦しみから解放されていくのです。大地に根を張って地下水に少し到達させて下さいました。そうすると、この木は凄いものを吸収します。この体を通して、偉大なる力をその方が流して下さるようになりました。それをあなた方は奇跡と呼びます。

 一番大変なのは、大地の中に根を張っていくと、大地の中には石も岩も岩盤もあります。その岩盤に到達して根を張って地下水に通じるということは、とても凄いことです。ほとんどの人は、根を張るのに岩盤がきたら諦めてしまいます。私はその岩盤を突き通して、根を張る努力を十九年間させられました。そして、一昨年、根が地下水に通じたようでございます。その時に、「お前は偉大なる存在に通じた」と仰ったのです。だから、皆さんが命に通じた衣川大先生と仰って下さるのです。偉大なる方に通じさせて頂いたわけでございます。

 その努力は並ではなかったかも知れません。人間の努力だけでは無理です。だから、あなた方はいとも簡単に思うかも知れないけれども、十九年間の影の努力も少しは分かって欲しいのです。だから、あなた方も人間として、少しは偉大なる方に通じる良い努力をして欲しいのです。

 あなた方は簡単に奇跡と言うけれども、十九年間通い続け、そしてその努力は金銭では代えられなかったものです。こう言いたかったのです。だから、私の後に付いてくる方は良い事が起こりやすいのです。

 道徳とは、人がこの世で生きていくための道みちしるべ標なのです。この道徳の復興のお手伝いをするには、あなたが道徳に沿って生きないといけないのです。その道徳を教える方、道徳を実践している方が、今、日本には、皆無に近いのです。知識では道徳を教えています。しかし、あなた方は道徳の何を知っていますか?

道徳に沿って生きたら、命に通じるのです。命に通じたら真理、つまり人間として生まれた本当の事が分かるのです。真理に到達するのです。

 「人間は、何の為に生まれたのか?」 これを知る為に、苦しみの星に生まれるのです。幸せの星に生まれたら努力しないではないですか。

 苦しみから解放されたい、悲しみから解放されたい、病気から救って欲しい、仕事の苦しみから解放されたい、家族の色々な問題から解放されたい、それに努力をする人と、それに流される人がいるではないですか。ほとんどの方が、大なり小なり努力しています。でも努力の仕方が間違っていたら、解決しますか? 解決しないのです。だから、日本は、いや世界では本当の教えをする方が少なくなったのです。

 私は、偉大なる方から直接十九年、徹底的にご指導をして頂きました。これが答えです。だからあなた方も少しは良い努力をしないといけないと思います。自分は何の努力もしないで、幸せを求められるのはおかしいと思います。お仕事だって何の努力もしないで上手くいったらおかしいと思います。良い仕事をして、初めて良い結果が来るのです。

 私はおかしな事を言っていませんよ。では、良い仕事とは何か? 皆、分かっていないのです。倫理道徳に沿った仕事をしたらよいのです。その倫理道徳を知らないから、こういう経験をするのです。倫理道徳に沿ったら命の大切さ、命に通じるのです。

 だから、東北の方は道徳をご存知ではなかったから、今、復興のために金、金と仰っているのです。被災地からは誰も私たちベストグループに来た方はありません。東北では、大震災から一年も経たないうちに、金、金と言っているのです。命の方が大事だと言えばよいのに。命があるだけでもましだと言えばよいのに。もう一度思い出して欲しいのです。

 そして、偉大なる方は、「人の心が悪くなると、地殻変動にも影響を及ぼす事があるのです」と仰っていました。例えばこの温暖化を起こしたのは誰ですか? 人間ではないですか。この天変地異を起こしているのは人間でしょう。だから、偉大なる方は「人間が純粋になれば、自然も素晴らしいものに変わる」と仰るのです。

 今のままいったら、人間は後八十年も生きられません。あなた方の孫の代になったらもう住めません。温暖化が進むと、植物も生物も生きていけないものですから。

 私たちは自然の中で生かされています。だから、自然を破壊せずに生きていかなければいけないのです。そのためには、私たちが人間的に成長すればよいのです。

 道徳と命を尊ぶ人は、人を尊ぶから、必ず物も尊びます。倫理道徳に沿って生きれば、命に通じるのです。命に通じた方だけが人間として生まれた目的が分かるのです。

だから目的が少し分かったら、人生が変わるのです。良いことに人生を使い出すのです。

 「人は何のために生まれたのか?」 この地球で生きる限りは、苦しみから解放されることはありません。でも私たちとお付き合いする方は、苦しみから解放されていくのです。悲しみからも解放されていきます。そしてあなたが必要であれば健康も下さいます。お仕事も良くして下さいます。ありがとうございました。

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