衣川晃弘大先生御講話 平成23年9月24日 道央見聞会

朝早くお越し頂きましてありがとうございます。

話すのは簡単なのです。でも、その話の中に本当にその人の苦労や手に入れたものが滲み出なければいけないと思っております。話すのは簡単なのです。文章を読んでも話せます。でも経験から話をさせて貰うことが一番血となり、肉となるのではなかろうかと思っています。私は実践派です。理論派ではありません。ですから絵に描いた餅を話したくないのです。

 インドという話が出ましたが、実は十八年、百回以上行き続けさせて頂いております。水曜日に二十四時間かけて帰って参りました。そして木曜日に北海道に行きました。五日間、北海道にいるのですけれども、普通六十七歳になりますと、普通の人間なら耐えられないことだろうと思うのです。二十四時間かけて飛行機に乗ったり、そして九時から夕方七時まで皆さんとお付き合いして、今日もまた同じ、そして、また明日もです。

 何にも疲れません、なぜでしょうか?楽しいからです。嫌だったら疲れますよ。私は一円も貰っていません。お金の為だったら疲れます。一円も貰わないから、純粋に出来るのです。

なぜ十八年間、百回以上インドに行かせて貰ったのか、長く居らせて貰ったとき、最高は八ヶ月間です。私はお役に立ちたいから行っているので、自分の為に行っているのではないのです。少しでも自分が成長すれば、人のお役に立てるからなのです。

今日も話していました。この世は組織、人と人との繋がりで成り立っているのだと。だから、人との関係が下手な人は、この世で生きるのも難しいのです。家庭も組織なのです、親を頂点にして。会社は社長を中心に、或いは日本の国は首相が中心にならないといけない。だから、首相が替われば、全く変わるじゃないですか?会社は社長が替われば全く替わるじゃないですか?親は替えることは出来ません。だから、親は替えられないから、親が成長するしかないわけです。

つまり全ては、その人の人格で運営されるわけです。だから、悪い方の人格で運営されたら、困るわけです、如何ですか?

自己中心の方が運営されたら、その国も会社も家も、全部崩れて来るじゃないですか? だから本当に皆の事を考えている方が上に立たないといけないだろうと思っている一人なのです。

でも親を替えるわけにはいけませんから、親が自分の人格をもっと成長させるしかないのではなかろうかと思うのです、可笑しいでしょうか? 

仕事をもっと成功させたいなら、自分がもっと立派な人格者になるしかないのです。何か可笑しいことを言っていますか?皆、自分が正しいと思っているのです。正しかったら、もっと立派なことが起こっているはずです。

小さいときは、「命が一番大事だ」と言うことを私は育ての母から教えて貰いました。生みの親は教えてくれませんでした、気がついたらいないわけですから。小学6年生しか出ていない母が、「兄ちゃん、命が一番大切ですよ」、「命だけは大切にしてね」と教えてくれました。お金儲けをしろとは、父も母も誰も言いませんでした。

みのもんたが司会をするテレビ番組「朝ズバ」で言っていました。今のお母さんは、子供に一番は、「プロのスポーツ選手になって欲しい」、次に、「アイドルになって欲しい」、そして「良いところの人と結婚して欲しい」、全部、お金じゃないですか?

お父さんは違います、「体を大切にして欲しい」、「優しい人になって欲しい」、「人を思いやる人間になって欲しい」、お父さんは社会に出られて人間関係で苦労をしているのです。

当時のお母さんは、「してはいけないこと」、「していいこと」を教えてくれました。「夜は遊びに行ったらいけない、だから早く帰らないと、子取り坊が来て取られるよ」、「サーカスに売られるから」、「嘘をついたら、えんま大王に舌を取られるよ、嘘をついたらいけない」とか、日本中同じ事を教えたのが当時の親ですよ。

父は、「社会や人の役に立つ人間になれ」。母は、「社会や人の役に立つ人間にならんでも良いから、社会や人に迷惑だけはかけないように」と全然違うけど、二つの意見を合わせたら、「人や社会の迷惑をかけないで、社会や人の役に立つ人間になれ」、あっ、素晴らしい人間になれる。命を尊ぶ人間は人を大切にする。今は、命を尊ばないから人を大切にしない。

なぜ、秩序が嫌いなのですか、約束事とか。私は大好きです。会社は会社の秩序、社会は社会の秩序を法律で定めているじゃないですか?間違いないでしょ。でも、若い方は嫌ですね。だったら上手くいきますか、上手くいきませんね。

雨が降りますね、そうすると堤防の中に水が全部流れてくるでしょ? この堤防が規律秩序です。規律秩序があるから、水が一カ所に集まって流れると生活用水になるし、農業用水にもなるし、工業用水にもなるし、防火用水にもなります。つまり、社会の役に立つことが秩序じゃないですか? 規律秩序をなぜ嫌がるのですか、皆さんは。

私は、規律秩序が大好きなのです。仕事をする人間を作り上げるのが大好きなのです。社会で良い活躍をする人が大好きです。だから秩序が大好きです。やはり、偉大なる方は仰います。秩序がなければ、堤防がなければ、水はどうなりますか? 氾濫して社会は崩壊するじゃないですか?皆さんは、経済や社会が崩壊するような教育をしたのです。それは誰の責任ですか?親ですよ。でも親を替えるわけにはいけないです。だから親が人格をもっと素晴らしい方に切り替えなさったら、子供が変ってくるわけです。だから、家庭が崩壊しつつあるし、社会が崩壊しつつあるのは、規律秩序の大切さを教えなかったからです、私はそう思います。

宇宙の法則がある中で、原因と結果の法則だけは、これは人間を創られたときの遺伝子に組込まれた法則なので、これだけは人間は変えることは出来ないのです。私が成功させて貰った時期があったとしたら、善いことをいつも思って、善いことをしたから成功させて貰ったのです。ところが気がついたら、自己中心の悪い人間になってきたのです。人を傷つけていたのです、思いとか、言葉でもって。ですから私は経営者でしたから、誰よりも人を傷つけたのです、数千名の方に。

ちょっとお聞きしますけれど、ジャガイモの種をまいたら、サツマイモが出来ますか? ジャガイモからはジャガイモですね。蒔いたものが実るだけです。悪い種を蒔いたら、悪いものが実るし、原因と結果の法則があるじゃないですか? それを変えることは、人間には出来ません。自分を変えるしかないのです。だから、今度はマイナスを思ったり、悩んで苦しんだりしたら、必ず胃腸障害とか、いろんな事が起こるかも知れないのです。だから、善い種を蒔けば、必ず善いことが起こる。

あなた達は、今日まで、自己中心という種を蒔き過ぎたから、善い事が起こるのは難しいのです、一時的にはお手伝いをするけど。でも宇宙の大法則は、偉大なる存在が創られた法則ですから、一つ実行し出しますと、全てが良くなってくるのです。

私も蒔いた種が悪かったから、会社が潰れかけたのです。そして反省して良い種を蒔きかけたら、凄いことしか起こして下さらないのです。その宇宙の大法則を実践しているグループなのです。

今回、インドに二週間行かせて頂きました。私の愛する偉大なる存在は、もう亡くなっておられます。今まで一杯教えて頂きました。人間には原因と結果の法則があるのだなと学ばせて頂きました。これを変えることは人間には出来ないのだな。受けて立たないといけないのだな。ある人はそれが病気になり、ある人はそれが仕事に影響を受け、ある人は家庭に問題が起こる。或いは、いろんな問題として、良いことも悪いことも蒔いた種が実ったのだなと分かるようになったのです。

ですから、蒔いた種を私が取って上げるわけにはいけないのです。あなたが自分で刈り取りなさい。その代わりに良い種を蒔きましょう。過去の過ちが病気となって現れたのです。私は、過去の過ちの結果、何千名と働いて下さった方が殆ど辞められたのです。そして、もう駄目だと思うまで、私は苦しんだのです。それで全てが解決したのです。

私は三十八歳の時に糖尿病だと分かりました。糖尿病になったのは全部自分でしょ? しかし、薬も飲まず、インシュリンも打っていません。この世界に来て五十九才の時に肝炎になったのです。気がついたら急性肝炎で、一週間で六四〇〇になっていました。しかし全国を歩いていたのです。もう部屋では食事も出来ません。

おしっこに血が出ながらでも、食べ物を食べなくても、こうやって研修を朝から晩までさせて貰って、全国を歩いていたのです。もう、どうしようもないと病院に行ったら即、入院でした。

そして、「先生、元気になったから、もう帰ります」と言ったら、「何を言っているのですか?明日か、明後日の状態になっているのに」

「あっ、そうですか?」こんな状態だったのです。ちょっと変っているでしょ?その時、私は病気なんて怖くなかったのです。自分の蒔いた種ですから、良いことをさせて貰ったのですけれど、四十八歳からこの世界に来て、五十九歳の時に過去蒔いたものが実ったわけですから、「これで過去の私のマイナスは許された」、「有り難い」と思いました。

あなたがもし今何かあったとしたら、今まで蒔いた種が実ったことだから、良い実りなら良かったけれど、もっと良いものを実らせたかったら、もっと良いものを蒔くことを学んだらどうですか?私は良くなったから、もっと良くなることを努力しようと思ったのです。

二週間インドに行ったのは、もっと人格を磨くために行かせて頂いたのです。私たちは、一番大切なものを忘れました、今のお母さんは命の尊さを、お父さんも精神の大切さを子供に教えていません。間違いないですね。だから、子供が知らないのは当然ですよ、教えなかった親が悪い。私たちは親から、「命が一番大切ですよ」、「命だけは大切にな」と教えられたのです。だから、人を大切にする人間になったのです。命は全ての人に宿っているから、命を大切にする人は、人を尊ぶのです。命を知らない人は人を傷つけるのです。これが今の世の中です。

ベストグループの人が、段々、良い方に変ってくるのは、私から命の尊さをずっと聞き続けているからです。命を認める人は、人格の完成が近づけば、命があることが分かります。

なぜ、あなた方が揺らぐのか、私は良く分かります。高い建物を造るのに、基礎工事はしませんか?基礎工事がしっかりすれば、建物は崩れにくいです。人格がきっちりしていないから、生きていくのに苦労しているのだろうと思います。私たちは人格を今固めている段階ですから。そしたら、何もかも上手くいくのでございます。何か可笑しいことを言っていますか?それをお教えする人が、今はほとんどいなくなりました。

お仕事が出来る人も育てる。立派な親にもなれる。社会の役に立つ人間を育てる。そして、命と通じる人間を最後は育てるお手伝いをさせて頂いているのです。

私もいずれ死にます。どれだけの立派な人材を日本に残して死ぬかがポイントなのです。だから、今は人材を育成するために、全国を回っているのです。人材発掘なのです。現在、全国で百五名を育てています。そのうち、何十人が真の人格者に育ってこられるか?そして、何百年後、日本が素晴らしい国になるお手伝いが出来る一助になるグループが残れば良いと思っているわけです。

私の目的は、皆さんの幸せのお手伝いもしたいけれど、日本の未来の為の立派な人材を育成することで全国を回っていることをどうかご理解して下さい。ありがとうございました。

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