衣川晃弘大先生御講話 平成23年5月15日 沖縄見聞会

私はご覧のように、その辺の普通のおじいさんでございます。今年の九月で六十七歳になります。何の力もないのです。「力がないから、偉大なる力を出して頂けるのです」と思っております。エゴがある限り、偉大なる力は出なくなります。私は自己中心をなくす努力をずっとして来ました。自己中心というのは、自分を中心に損得で、自分さえ幸せであれば良いとか、或いは自分の幸せの為に、損得で生きるような方を自己中心の人と言います。  

この自己中心をなくす努力を十八年間してきたのです。自己中心が減るとそこには、愛だけが残るのです。他者の幸せだけを願うという愛だけが。そうすると皆様は、社会や人類のお役に立つ力を持ってお見えになるもので、その力をどんどん内面から出して頂けるようになるわけです。この力を皆さんは、「愛のお力」と仰るわけです。

沖縄の方はとてもご理解をされるのです。と言うのは、「命が一番大事だ」とこちらの方は仰るのだそうです。どうぞ、本土に行って下さい。本土の人は、お金が一番なのです。本当なのです。「お金が一番」、「携帯電話が一番」(笑)。

ですから、本土では命の大切さを話しても、ご理解して頂けないから、そこからまず理解して頂くところから入らざるを得ないのです。

私も小さい時からとても貧しい家庭で育ったのですが、一番大切なものは命だとずっと育ての母から教えて頂きまして、金持ちになれなんて一つも教えてもらったことはないのです。「社会や人の役に立つ人間になれ!」、これだけを教えられたわけです。ですから、社会や人の役に立つ人間になることが、インプットされてしまったわけです。

ベストグループが作られた真の目的は、人格の完成を目指すことだったわけなのです。ですから昔から「人格者たれ!」という言葉を私たちは聞いて育ったわけなのですが、人格が一番大事だと。だから、人の役に立つ、社会の役に立つ人格者になることを、私たちは小さい時から貧しい家庭ながら、教えられていたのです。

それがずっとインプットされているものですから、事業させてもらっても成功させて頂くのです。人格者は、人を大切にしますから。又、約束を大切にしますし、仕事を通して社会に貢献することを努力したものですから、何をしても成功させて頂くのです。

ところが、ふと自己中心が出てきました。損得で生きる人間にやっぱりなっていくのです。人、物、金の三原則の中で、沖縄は、とても人を大事にされます。よく知っています。でも、本土に行きますと違うのです。お金なのです、今は。お金が一番大切になってしまったのです。だから、「お金のためには、何でもする」という性質が出てきたのです。

殆どの方がそうです、聞いてください。

私は、お金も大事、物も大切だけれど、命が一番大切だと思うのです。命を大切にする人は、人が大事だ思うのです。だから、まず私たちは人格の形成をしないといけない。私は、昔から人育てが大好きだったのです。

「人が幸せになるにはどうすれば良いか?」それは命を一番尊び、人を大事にすることが一番です。三十五歳で創らせてもらった会社が資本金一千万円でしたけれど、四年で数千名働いて下さるようになったのです。努力した結果、私は「人が一番の宝だ」と分かりました。立派な方が増えると会社も自然と立派な会社になるし、立派な人が増え、立派な会社が増えると日本の国も立派になるのです。

どれだけお金があっても、それは何にも価値はなくなります。どれだけお金を貯めても無くなるのです。人は生まれても、必ず死ぬのです。

沖縄の方は長生きされるそうですが、どんなに長生きされても百二十歳以上は普通生きられません。一人だけでしたね、徳之島で百二十歳生きた方。 

「生まれるということは、死ぬのです」私はそれを心得ているのです。しかし、いつまで生きるということは分からないのです。

「皆さんは、何歳まで生きられると思いますか?」(会場の方に問いかけられる)

明日は分からないです。皆さんは、お金のために、殆どの方が人生を営んでおられます。でも、死んだ時にお金を持っていけないと思うのです。人生はお金と仕事と何かこの世のため、見えるもののために生きてお見えになるのです、殆どの方が。私は、その事も大切ですが、それは違うと思うのです。

「人間として生まれたのは、何のためか?」この目的を教えてくれる方が日本にはお見えにならなかったもので、先程、お手伝いの為に来られている、北海道地区の責任者が言いましたように、私はインドに行きました時に、最初に出た言葉は、「残された人生を、社会や人類のためにお役に立ちたい」でした。そうしたら、仕事が急に上手くいくようになりまして、「この体を社会や人類の為にお役に立てたい」と思った途端に、レッドカーペットがぱぁーつと敷かれたのです。そうしたら、それからが何もかも上手くいくようになるのです。

ところが、私は学びもしないといけない、経験がなかったものですから。その時に私たちが頂いたものが、ここに書いてありますが、「日本は素晴らしい民族の国である」と。しかし、今は良くない。私共は政治を変えようとか、社会を変えようとかいう気持ちは全くありません。皆様一人一人が本当に生きていて幸せだと思える方をどの程度お手伝いさせて頂けるか。私は、社会を変えることなんて出来ません。政治を変えようなんて思いません。ただ、一人一人の人生を変えるお手伝いはさせて頂けると思います。病気の方は健康を、でも一時的です。だから、ずっと健康を維持するには、「良き人格者たれ」と思うのです。

仕事が上手くいかない人は、仕事を良くすることはできます。そんなに難しいことではございません。私は事業家として、遣り上げさせてもらった一人かも知れません。一つ言えることは、仕事を成功されていない方、苦しんでいる方は、仕事の取り組み方が良くないのです。また、夫婦は仲良くすることが当たり前の事だけれど、夫婦仲が悪いと仕事も上手くいきません。

そういう所から、「人間が作った道徳」、プラス、この宇宙は何で維持されているのかと思うのです。毎日、一回転、地球誕生から四十五億年、そして生命誕生から三十五億年。一日一回転、そして一年で三百六十五日。四年に一回三百六十六日。これが未だに変わらずに続いている、これは何かの力なのです。これは何なのだろうかと私は興味が起こっているのです。

人間の道徳だけでは、早く幸せにはなれないのです。宇宙の大法則を学びたいと百回以上、あれ十八年、長い時で八カ月間、短い時は今でも三週間おらせて頂いております。ただひたすら、この宇宙の偉大なる方と繋がる努力をさせて頂いているわけです。その前にまず、生かさせて頂いている「命」という存在を知らずして生きるということはおかしいと思います。

こちらでは、命のことを何と言うのですか?(会場の方に問いかけられる)

「ぬち」

「命が一番と仰られるでしょ?」 本土で言ったら笑われます。「お金が一番」と言わないと。

このベストの指針に書いてあります。「日本が精神的、物質的に調和のとれた平和な国になるにはどうすれば良いのだろうか」と思うようになるのです。私は、争いが嫌いなのです。とても争いが嫌いなのです。正直申し上げます。特に、お金のために争うのは大嫌いなのです。知り合い同士が争うのも大嫌いなのです。だから争いがないようになるには、どうすれば良いか?それは一人一人の命に通じる努力、繋がる努力をしないといけない。

「命とはどういった御方だろうか?」誰もご存知ないのです。本場で丸十八年、偉大なる生命の方はどんな方か、私はずっと実践を通して学ぶようになったのです。そうしたらちゃんと生命という存在はおいでになります。

その方はなんと素晴しい方なのでしょう。でも、「人格を磨いた方しか分からない」と書物にも書かれています。損得抜きでお仕事をすると、相手のことだけを考えますから、仕事も繁栄するのです。人が儲けさせて下さるのです。それを皆、忘れてお見えになるのです。

まず、霊性の変革というのは、「命が一番大切だ」と認める事、これは沖縄の方はもう認めておられます。ではどうしたら命に会えることができるか?この次に考えないといけないです。「命ってどんなお方だろうか、知りたい」と思うのが次の段階です。

私は本当に思いました。努力させられました。インドでは夜中の0時に起きて、0時ですよ。皆さんは、「これから寝ようかな」という時です。日本に帰ったら朝二時に起きて、努力させて下さいました。そして昼は全国を回らせて頂きました。そうしたら、やっぱり少し心が浄いになると、そのうちに命が見えるようになるのでしょう。

ですから人格を磨いていくと、すべてが良くなるのです。お仕事ももっと繁栄するかも知れないです。そして、そのためには社会のお役に立つことをしないといけないのです、社会変革。その中でも一番大切なことは、人格の変革変容をまず自分が努力をしながら、人格の素晴らしさを我々が見本となって、努力していかないといけないのです。

そして、道徳がどんなに大切かということが分かります。その道徳も人間が作った道徳には限界がありますから、宇宙の大法則は、瞬時に我々の人生を素晴らしいものに変えて下さるのです。それを愛の行為というのです。愛の行為ができる人間が社会変革になっていくのです。

そしてはじめて、個人の人格は根っこから変わっていくのです。ベストグループは、霊性変革、社会変革、個人変革というこの三つの変革をさせられているグループなのです。

これが一番大変なのです、自分の長年の性格を変えないといけないのですから。なぜなら個人の性格は、昔は血と言っていたのですが、今は遺伝子学で言いますと七代前の生き方が遺伝子に情報として組み込まれているもので、良いものは引継ぎ、良くないものは退けることが出来ませんが、引き継いでいるのですが、良い遺伝子がオープンする努力をしますことは、とても難しいのです。ですから、個人を変えるということは一番大変なことなのです。「三つ子の魂百迄」、「雀死ぬまで踊り忘れず」ということなのです。

私は、どうしたら皆さんが幸せになられるか、あらゆる面で。幸せは人によって違うのです。「体が病気の人は、健康が一番だとか。精神的に病んでいる方は、やっぱり強く生きたい」とか思うのです。お仕事で苦しんでいる方は、お仕事が成功することでしょう。お金で苦しんでいる方は、お金がある方が良いかも知れない。家族の問題で苦しんでいる方は、家族が幸せになることが一番かも知れない。人はそれぞれ、その時の幸せを求めると思うのです。ですから、本当の幸せを求めている人はいないのです。皆、目の前の幸せを求めているわけです。それは一時的な幸せですが、本当の幸せを求めていくと全てが解決するのです。

私は、本当の幸せを求めているグループを作らされているのです。ですから、あらゆるこの世のものは、全部解決するか、解決しないかはありますが、それはもう小さな問題となってきたのです。

人格を完成させることが人生の目的ですから、その道を歩む人は、当然、人格が素晴らしいから、仕事も素晴らしくなるのです。健康も維持、増進させて頂くでしょう。家族には善い影響を与えられるかも知れません。一番、大切なことは人格を磨くということを忘れないで下さい。

いずれは死ぬのです。一度しか、人生はないものですから。この一度しかない人生を「どんなに生きていて良かったか」ということを私たちは目指しているのです。少しお分かり頂けましたか? 奇跡を起こす力は、あなたの中にあるのです。本当の幸せになる力は、あなたの中に存在するのです。健康で幸せであらゆる人生の幸せを願われるなら、それはあなたの中にあるということです。それを引き出すお手伝いはどうか、仲間と共にさせて下さい。仲間がいないと、一人では努力できません。私は、政治を変える力はありません。ですから政治には一切関与しません。

皆様の幸せと沖縄が素晴らしい、もっと、あらゆる物心共に豊かな県になって頂けるお手伝いなら出来ます。でも、皆様の協力なしでは出来ません。どうかご理解して下さい。有難うございました。

 

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